先日、車庫でコスモを弄ってると、学校から息子が帰って来ました。
で、
「コレって動くの?いつまで修理してるの?」
と言われたので…
「なんと!動くところまで来たんだぞ!!見てみろ!後ろのタイヤ動くだろ!!」
と、エンジンかけて、後輪を空転して見せると。
「お~!!!もう走れるの?」
と言われたので…
「勿論走れるさ!!」
「でも…ブレーキ無いから止まれないけどね。。」
息子
「じゃー駄目じゃん!!ww」
「まぁ~ボチボチね、そのうち走れるよ!」
…。
ゲームにしか興味のない小学生ですが…
少しは気にかけてくれてるかなー?
赤ちゃんの時に乗ったことはあるけど、物心ついた時には冬眠中ですからね。
さて、
息子に言ったように、走るようになったので、次は止まる!です。
まぁ…ブレーキなんですが…
ココはちょっと苦戦するのは解っています。
と言うのも、冬眠前からすでにフロントブレーキの引きずりは発生していましたので…
それ以外にも問題はいくつか…
クラッチのパイプ制作の所で書いたと思いますが、ブレーキパイプジョイント部からの漏れ
シールテープでどうにか誤魔化してますけど…ちゃんと治したいですよね!
ブレーキホースのひび割れ
リヤブレーキシリンダーからのフルード漏れ
それによるブレーキシューがブレーキフルード濡れによる使い物にならず…
まぁ、良い感じに全体的にヤレてますw
前回興した時は24年の冬眠から起こしたのですが…
ここまで酷くは無かったんですけどね~。
今回の冬眠は8年?
保管の環境でしょうね。
前回は密閉された小屋の中でしたが、今回は屋根付きとは言え、シャッターも無い車庫でしたからね。
やっぱり、車の事を考えるとガレージは大事ですね!!
で、その車庫保管だったんですが…
冬眠時に家のリフォームがあったので、どうしても移動する必要がありましたので、押して転がせるようにフロントブレーキキャリパーは外していました。
で、外したキャリパーをそのまま倉庫に保管していたのですが…
コレが悪かった!!
更に悪化させてしまいました。
錆が浸食してます!!
分解して清掃しておくか、いっそのこと何もしとかない方が良かったと思います。
ま、そんな事言ってもしょうがないので、復活に向けて楽しくボチボチ治して行きましょうかね♪
問題個所が多すぎて何処から手を付けようか?って感じですがw
まぁ~分解していきましょう。
まずブレーキマスターシリンダーですね!
結構錆が酷いですが…クラッチのレリーズシリンダーほどではないです。
が…
ちょっと掃除してみると錆の深い所がありますね…
これを何処まで消せるかなぁ~。。
シール類は年末に倉庫の片付けをした時に出てきたから安心♪
で、キャリパー側ですが…
コレが酷い…
通常はブレーキホースをつなぐところからエアーを送ると「ポン」ってピストンが飛び出すのですが…
全くビクともしません!!
どちらの左右両方とも全く動きません。
対抗2ポットキャリパーなので、二つに分解することができますので分解してみました…
だからといってどう抜き取りましょうか??
すません!夜に工場の水銀灯の下なので画像悪いです。
二つに割ったキャリパーの、ブレーキホースが繋がる方はホースのジョイント部が丁度ピストンの裏側なので、そこから細い棒でコンコン叩くと取り出すことができました。
問題は反対側です。
どうしたもんか…
ヒーターパイプの時のように過熱しては…??
いや、あれは密閉されていたから可能だった訳で…
今回は密閉されてないので難しい…
で、アマゾンでこんなもの見つけた…
つかえるかどうか半信半疑でしたが…
やっぱり無理でした。
ま、でもコレバイクなどの対抗ポッドには使えるかもしれませんね。
どうしたもんかと途方に暮れていたら、夢でエアーを二つ使う事を思いつきました!!
反対側に繋がるオイルラインが二つあるので、その両方からエアーで押してみてはどうだろう??
バイスで固定して、エアーガンを思いっきり押し込み…
いざ!!!
やった!!飛び出した!!
ここまでくれば!
向きを変えて、再度エアーを送り込むと抜けました。
が…
残り一つ!
これがうんともすんとも…
ならば、押して駄目なら引いてみよう!
って事でピストンを押し戻してみます。
まぁ普通に押すくらいではビクともしません!
コンコンとピストンの縁を叩いてみる。
すると、少し戻りました!
で、先ほどのエアー二刀流で再度挑戦!!
少し動いた(叩く前に戻った)だけで変化なし。
再度叩く
CRCをふんだんにかける
エアーを送る
数回コレをやっていると段々動きもスムーズになってきたのですが…
この縁の所が錆でバリみたいな状態になって引っ掛かってこれ以上飛び出せないようです!
ならば!
と、ピストン戻した状態でワイヤーブラシで錆を落として、再度エアー注入!!
これを数回して無事取り出せました!!
いやーここまで長かった!!
数日間CRC漬けにしたりと他の方法も色々試みましたからね。
とは言え…
分解できたからってすぐに修理完了では無いんですよね。
まだまだしばらくは続きそうです。