先日非常にショッキングなニュースがありましたね。
「ホンダF1活動終了!!」
嘘でしょ??って思いましたね。
ニュースが出た当初は色々と思う事もあり、ブログ書こうかと思いましたが、少し落ち着いて、冷静になって、色んな情報を見てからと思い、このタイミングで書こうと思います。
一言で言うと
非常に残念
です。
現在メルセデスとの差は大きく、去年より差は開いたのでは??と思うほどですが…
2022年からレギュレーションが色々変わるのでチャンスと思っていたんですけどね。
とは言え、2022年からも今年・来年の開発が大きく影響してくるかもしれませんので、その先を考えると…白旗を挙げてしまったようにも思えなくも無いです。
でもやはり思い出させるのが、
前回第三期の撤退したときの事
「来年のマシンは良さそう!」との噂を聞きながらの撤退
その後ロス・ブラウンがチームを1ポンドで購入
その新規チームブラウンGPは見事チャンピオン獲得
その後ブラウンGPは現代の最強チーム「メルセデス」となるわけなのですが
まぁブラウンGPではメルセデスエンジンですし、
メルセデスになってしばらくは勝てず、シューマッハ加入からの二度目の引退など…
色々変わって今の最強にたどり着くまでには色々と変化は多かったのですが…
現在ホンダのライバルであるメルセデスは元ホンダワークスチームと思うと不思議です。
でもやっぱり「あのままホンダが続けていれば…」とずっと思えなくも無く、ずっとモヤモヤが残ってるんですよね。
今回も…去年からレッドブルと組み、初優勝も達成して今年、来年と徐々に進化していってと期待が大きかっただけにやっぱり残念!
この先ホンダエンジンをレッドブルが引き継いで、勝ちまくったら…また…と思ってしまう。
活動終了の理由が「カーボンニュートラル」って言うのもね?
ホンダが今後目標としている2050年って言うけど…
F1の目指すところは2030年なんだよね?
本気でホンダがカーボンニュートラルを目指すのであれば、最高の技術・最新のシステムを有して、最も高効率なパワーユニットを搭載するF1こそ最高の実験室のはずで、メルセデスもそれをマーケティングに利用してますよね。
かつてはそれがホンダのDNAであり、本田宗一郎さんの思いだと思っていたのですが…
もう、宗一郎さんの思いもDNAも無いのかなぁ~と
ま、それも数年前から気づいていましたけどね。
市販車を見ても販売台数を稼ぎに来てるような車が増えて、昔のように「運転の楽しい車」はほぼ無くなっちゃいましたね。
逆にトヨタはモータースポーツに力を入れていてマーケティングにもGRモデルなど出してうまく活用してますよね。
ホンダもせっかくマーケティングの上手なレッドブルと組んだんだから、そこらへんも学んで欲しかったかなぁ~。
他にも色々と矛盾を感じることは多いのですが…
ともあれ、F1撤退を決めたのはF1で頑張ってる方々でも無く、ましてや今の代表の八郷社長ではないと思うんですよね。
八郷社長が居なければ、マクラーレンとうまくいかなかった時点で撤退していただろうし…
多分、撤退の原因は株主やら役員やらの権力者だと思うんですよね。
今の日本って競争にお金をかけるのはどうなの??って風習が一部でありますよね?
そこら辺じゃないのかな?と…
となれば、原因は消費者の我々にもあるのかと…
良いモノにお金をかけるのを否定しない!
好きなことにお金と時間をかけるのを否定しない!!
楽しいことに賛同する!!
安いモノはそれなりと理解する!!
そんな当たり前のことが解らず、やたら批判したり、ローコストを求めたりする少ない人々がSNSが発展したことで表に出てきたので、そんな雰囲気になってしまったのだと思います。
でも、
良いブランドの服は良いですよね?
高価な楽器は楽しいですよね?
好きな車に乗りたいですよね?
そんな、当たり前の「好き」が許される世の中に戻ってほしいもんです。
最後にホンダの思い出として一つ話を…
自分は幼いころから車好きで、中学の時にF1を知りファンになりました。
そんな頃ホンダはNSXと、今見てもカッコいいと思うスーパーカーを出しました。
中学校の下校路にはホンダディーラーがありまして、学校の帰り制服姿でディーラーに入り「NSXのカタログ貰えないでしょうか?」と尋ねたんです。
車の運転もできない中学生
当たり前だけど非常に高価なスーパーカーを買えるお金などない中学生です。
そこの営業マンには
「ごめんね!今切らしてるんだ」と言われ、
あぁ~やっぱり買うはずもない中学生が貰えないか…と思いました。
NSXのカタログは当時としては凄く豪華で「写真集」のようなカタログで普通にあまり手に入らないモノだったのです。
でも、その営業マン
次の入荷の予定を調べてくれて、
「来週には入るから、取っておくんで来週またおいで!」
と言ってくれたのです。
凄く嬉しかった思い出で、今でもそのカタログは大事に持ってます。
結局、憧れのNSXを所有することは無かったのですが…
果たして、今現代このような対応をしてくれるディーラーはあるのでしょうか??
「若者の車離れ」と若者のせいにしてますが、そうしてしまったのは「ワクワク」よりも「効率」や「利益」を求めてしまった自分等ではないでしょうか?
今一度自分も考え直さなければ!
ワクワクしようぜ!!!