メータパネル本体が完成しましたね!
いよいよ車に組付けですが…
ちょっと思い出して下さい。
メーターパネルを取り外した時…
コレ!!
ヒーターバルブですね!
コレが固着していて、それに連動する空調(エアコンでは無い!)の一番下のレバーが動かなくなっていましたね。
どうしようかなーと悩んでネットで検索していたら、コレを修理した方が居ました!
↑この方は過熱して分解されてました。
余談ですが…
この方のブログ見ていたら、昔の自分がとあることでやり取りしていました。
なんか、コソバユイですね。
このブログの主が当時自分に頼ってましたが…
この方に比べれば自分は技術も経験もまだ未熟な整備士で、ただ目的の車種のオーナーなだけだったんですけど…
自分は当時、偉そうに伝えていたんではないだろうか??
ちゃんとしたアドバイスができていたんだろうか??
ブログでは凄く持ち上げていましたが…
なんだか若かりし自分が心配で恥ずかしく思えます。。
さて、そんな不思議な縁を感じながら、今度はこちらが参考にさせてもらいました!!
過熱と言いましても…
ちょっと前は、認証整備工場ではガス溶接機ってのが指定工具でしたんで…
普通にあったんですけど…
コレが指定工具から外されてしまったので…
勿論ウチの工場にも置いていないんです!
錆付いたマフラーのボルトとか…
折れてしまったボルトとか…
曲がったモノの修正とか…
今回のように固着してしまったモノとか…
色々使えるんですが…
最近の車はそんなにマフラー交換の必要も少ないし…
需要が減ったんですかねー
そんなガス溶接機は無いので…
今回はコレを使いました
どこにでもあるハンディタイプのカセットガスバナーですね。
上手く行くか解りませんが、コレで加熱を試みます!
上記のブログの方は多分ガス溶接機を使われたと思うのですが…ハンダの溶接部分も全部溶けてバラバラになっていました。
と言う事は…結構な熱を加えたのかと…
真っ赤になるくらい…
コレでそこまで出来るのかなー??
バイスに固定できるようにボルトを取り付け…
多分、温めながらコジるんだろうと思い、固着している部分に力を加えられるようなステーを付け…
画像取り忘れてました!
スイマセン
で、バイスに固定して過熱すること数分…
スポン!!と気持ちの良い音とともに固着していた部分が勢いよく吹っ飛びました!!
このバルブが閉じる位置で固着していたので、中の空気が過熱による膨張で吹き飛ばしてくれたんでしょう!!
こんなに上手く行くとは!!
なかなかガスボンベ使えますな!!
一番困っていた箇所が分解できたので、腐食部分を磨いてスムーズに動くようにして…
ゴムのパッキンもDIY店で合うサイズの新品に交換
本体のハンダの継ぎ目部分は溶けてバラバラにはならなかったのですが…
一応心配なので上からハンダで肉盛りしておきます。
いやぁ~ココが治せたのは嬉しい!!
死んでいたデフロスターも使える!!
コレで暖房使えて、寒い思いは和らぐ!!
あ!そう言えば…メインのメーターパネルの他に、灰皿潰して電源ソケットのパネルにすると書きましたが…
そちらの方も完成しました。
こちらのも同じ木のパネルから切り取ったのですが…
との粉を使わなかったのですが…こちらの方が杢目が出てますね。
それ以外の処理は殆ど同じなんですけどね。
このパネルのシガーソケットも取り付けるパネルへアースを落とす作りですので、アース線を増設しました。
なので、裏はこんな感じ
一応真鍮にハンダ付けでしたんで、テープで保護しました。
作動確認ではこんな感じ
LEDのせいかうまく写りませんでした。
このUSBポート、見た目ちゃちいのでたいした期待してませんでしたが、タッチ感応スイッチで表示消せるんですね。
試しにスマホ充電してみましたが、問題ありませんでした。
結構良いじゃんコレ
これで全部完成ですね!!
こうやって並べてみると同じ木のパネルなのにとの粉を使うかどうかで随分違いますね。
また、ウッドオイルの色の種類でも変わってくるかと思います。
ここら辺が木の仕上げの楽しいところですね。
どちらの杢目がお好みでしょうか?
私は本来、杢目がはっきり出ているのが好きなのですが…本体の大きいパネルのようにビンテージジーンズみたいにムラのある感じの褪せ方は良いなーと思いました。
特に、メーターの付いている部分の縁の色褪せ具合が絶妙!!
自分で造っといて言うのもなんですが…
小さいパネルの方はこの感じがどうしても出せませんでした。
そのうち、余った木材でまた作ってみます。
完成したら嬉しくって…
電源繋いで何度も入れたり、スイッチいじったりして遊びました。
オーディオは流石に9Vでは起動しませんでしたが…
ライトをONにしてイルミネーションを楽しんだり
キーを回して、イグニッションON!!
そして、スタートセレクトスイッチON!!
右側のスタートスイッチが光ります!
こうなるとスイッチでスターター回せます!
この面倒なシーケンスがオッサンにはたまらないのです!!
さらに言うと、その前にフューエルのON/OFF操作もあるんです。
これは、頻繁に乗る車では無いので、走行後はフューエルポンプを止めて、キャブの中のガソリンを使い切りガス欠状態で止めたいからです。
頻繁に乗るのが一番良いんですけどね。
なかなか…
左下の三連トルグスイッチのもう一つはアンペアメーターのバイパススイッチです。
このアンペアメーター…アンペアを測るメーターだけに、おおもとの電源がここを通って行くので…
このメーターが壊れてしまえば、全てが使えなくなるのです!!
実際にそのようなトラブルもあり、アンペアでなくボルテージメーターに交換されている方もおります。
なので私はコレをバイパスさせるスイッチを追加しました。
もう、なんかコノ操作だけでもワクワクしますね!!
まだ動いてないけど。。
さーていよいよ組み付けるぞ!!