前回の宣言通り、ラジオアンテナを直そうと思います。
今回のこの修理作業…凄ーく安易に考えていて…少し「??」ってなりました。
電気関係って、ちょっと苦手意識がありまして…
メーカーの技術検定や国家資格では必ず出てくるのですが…
まぁ~、なんていうか…頭で考えてるのと実際のモノとの考えが繋がらず…
しばらく考えてから「あ!こういう事ね!」って後から理解する事は自分はよくあるんですよね。。
スイマセン頭悪くて…
今回の作業、アンテナは伸びるけど、収納でできません。
アンテナに繋がる線は2本。
これだけ見て、自分はてっきりこの2本がt単純に+&-で、反転して伸び・縮みさせてるんだと思ってました。
でも?伸びるけど、縮まないって…どういう事だ??
と不思議に思ってました。
で、この配線を逆に繋ぐと縮む方にだけ作動します。
反転ならこうはならないのでは??
と…
で、電気配線図をなぞっていくと…
どうやら、反転ではなく、どっちに電気を流すかでモータの回転方向を決めているらしく、マイナスはアンテナ本体のボディアースでした。
あぁ~ならば簡単!
縮み側に電気が流れないんだね!!
スイッチかもね!
っと思いスイッチを取り外し。
今回の作業はメーターパネルを外すのはしんどいので、助手席側のグローブBOXを外してそこからアクセス
今後、オーディオ関係はここを外すと作業し易いですね。
スイッチを外して導通確認すると…
あらら??
まさかの…
導通OK??
じゃぁ~アンテナまでの配線が途中で途切れてる??
って思って延長配線を繋げてアンテナ側で測定…
あれ??
12V来ている??
え?
伸び側・縮み側を間違えた?
どっちににつないでも、其々の操作で12Vがちゃんと来ます。
???
なんでコレで動かない?
では、配線をモータに繋いでその途中の電圧を測ってみる…
あれ?
3v…
なぜ???
伸び側はちゃんと12V
スイッチからアンテナまでの配線の抵抗&漏電を確認…
異常なし…
ん??
配線抵抗??
頭の中で配線図を思い浮かべる…
モータに綱がないと12V
繋ぐと3V…
あ…
そうか!!
つながない時は電源がアースに落ちないからどこで測っても12Vになる訳で…
繋いだら抵抗間の電圧になるから下がる訳だ!
図に書くとこんな感じ。
書いた後に気付いたけど…
スイッチがOFFですねww
コレは間違いなので、スイッチはONになってると想像してくださいw
モータの抵抗測ると3.2Ω
おっとこれは解りやすい数字だ♪
スイッチからテスターまでに何らかの抵抗があったら、そこで電力は消費されるので電圧が下がる訳です。。
この場合、モータの抵抗の3倍の抵抗の9Ω値がソコまでにある為、12Vの4分の1の3Vしかモータに届かないんですね。
コネクター外して電圧測ったらアースに落ちないもんだから、どこで測っても12Vな訳ですから…
「あれ?ちゃんと12v電源来てるのに!!」
って、ちょっと混乱していしまいました。
で、モーターは逆配線だと縮むし、その前の電圧がおかしいので正常ですね。
そして、左ほどスイッチからモーターまでの配線の漏電&配線抵抗を見ましたが
正常でしたね!
となると…
結果、やっぱりスイッチですね。
先ほどは導通しか見ませんでしたが…
其々のON時の抵抗を測ってみると…
やはり、縮み側の電気抵抗が大きいです。
内部の接触抵抗ですね。
スイッチだったら交換しようかと、代わりになるスイッチを購入しときましたが…
このスイッチは他のトルグスイッチと同じ種類にしたのですが…
なんか固定ナットが違って嫌なのと…
やっぱりこのアンテナマークがあった方が良いので…
できればコレを使いたくて
分解して修理を試みます!
分解してみると、この手のスイッチって意外と単純なんですよね。
解りにくいですが…
接点の端子に青錆が発生してますね。
コレが原因だと思います。
綺麗に磨いて、掃除して…
組み込んで…
操作時の導通抵抗を測ると…
良好です♪
組み込んで操作すると…
無事快調にアンテナが伸び縮みするようになりました♪
心なしか、伸びるのも元気よくなったような…
結果を言うと…
単なるスイッチ不良なのですが…
ちょいと診断ミスして迷っちゃいましたね。。
なので電気関係は苦手です。
そうだよね…
よく考えたら…
通常のスイッチ関係の整備マニュアルでもスイッチ抵抗測りますよね…
メーカーの検定試験にも大抵出てきますね…。
ただ、書いている通り測定してなんとなく判断してますが…
あぁ~こういう事ね。。
今更ながら理解できましたww
本当に自分の頭の弱さにガッカリです…。。
なかなか、実務と知識を繋げるのは難しいですね。
最後まで読んで頂き有難うございます。