フレームとスイングアームが完成したので、これらを組み付けようと思いますが…
取り外す時に
「専用工具が必要」
と書いたかと思います。
特殊なナット?ボルト?
が2つ使われています

外す時はマイナスドライバーを当てコンコンハンマーで叩いて外しました。
この外側の部品は新品があったので購入
でも、この内側のボルト?

部品名は
「ボルト、リヤスインギングアームピボット」
なのでボルトなのでしょう…
コレの新品は廃番!
コンコンと叩いたので少し修正

ねじ山は大切なので、綺麗に修正します!
組み付ける特殊工具を調べたら、今でも手に入りますが…価格がそれぞれ8000円超えでした!!
多分と言うか…
絶対今回の組み付け以外で使うことは
一生無い!
なので、特殊工具を造ることにします。
素材は…

外形・内径が良さそうなソケット
24と32のソケットを購入
コレを削りますが…
会社の卓上グラインダーを使用して大まかに加工

こっからは手作業で細かく削って調整しました。
結構な手間をかけました!!

私の休日の一日はこの制作費やされました。
おかげで、こんな完璧な特殊工具が完成しました♪

綺麗に四箇所のツメが収まってます♪
意外とコレ手作業だと難しかったんです。
中心位置が重要なんで!
この内側のピボット用なんて

もう絶妙なフィッティング!!
自分!頑張った!!
さぁ~組み付けるぞ!!!
私はご存じの通り、自動車整備士の資格は持ってますが、二輪は未経験です。
ってか、この自分のこのΓしか触った事はありません。
こんなサスペンションは車には無いですし、触りながら色々と学習しているのですが…
このピボットの役割はどうやらスイングアームのベアリング部分とのクリアランス調整用に調整式になってるようで…
いざ組み付けるぞ!!
はりきったものの…
なんと締め付けトルクは10kg・cm
ん??
普段仕事で使い慣れてる単位はN・m
えっと…換算すると??
0.98N・m
今は重力加速後10なんだっけ??自分の世代は9.8なので…
まぁそんなことは良いが…
0.98N・mって…
ほぼ手で軽く締めた感じじゃん!!
特殊工具必要ないじゃん!!!
悔しいから、ちゃんと使って、ちゃんと測って締めたけど…
正直ココの特殊工具は必要なかった…
で、外側のボルトも…このピボットを締めると言うか…回り止めに使うような感じでした。
制作に苦労した割には…あまり活躍はしませんでした。。
この足回りの組み立てなのですが…
めっちゃトルク管理してます。

贅沢にもスナップオンのデジタルトルクレンチで♪
仕事道具を自宅に持ってきたもんだから…なんて贅沢なガレージライフww
こういった部分の締め付けに関しては色々ありますが…
自分は整備書通りのトルクで締め付けは当然なのですが…その後作動部分の作動抵抗トルクを測ります。
同じように締め付けても結構差が出るので…
組み立て→測定→分解→組み立て…
を数回繰り返し、一番抵抗の少ない状態を探し出し完了します。
その為にこのトルクレンチが活躍します。
このスナップオンのデジタルトルクレンチは締め側だけでなく、緩め側でも測れます♪
日本製のは片側がほとんどなんですよねぇ~。
そんなこんなでリヤサス組み立て完了

リヤショックはとりあえずでスタンダードの方を仮組
実際にはSPリヤショックを使用していたので、ソレを綺麗に仕上げて組みます
少しはバイクに近づいてきた??
今回のレストア費用
24mmソケット 460円
32mmソケット 700円
ピボットボルト 1265円
合計 2425円
ここまでの合計 36602円
最後まで読んで頂き有難うございます。