こんばんわ!
前回の続きで、コスモの点火系で不明なパーツの謎ですが…
オールドカーフェスタで旧車のエンジンルームを色々見ましたが…
結果から言うと…
同じようなパーツは見当たりません。
でした。
で、ロータリーもしくはコスモだけなのかと、イベント会場で唯一のコスモスポーツで来られたのIさんにエンジンルームを見せて頂きましたが…
やっぱり無いですね…
ソコにもう一人コスモスポーツ乗りのNさんも現れたので、画像を見せてみたが…
「ノイズ対策のコンデンサーかなぁ~??」
「もしくは…始動性向上の為にダイオードを使って、IG電源を直接コイルに送る
って改造をする人も居たよ。」
との情報!
ダイオード??
おぉ~!!
そういえば、そんなチューニングあったなぁ~!
早速、次の休みにテスターで調べてみる事にしました。
取り外してみましたが…
ダイオードなのかなぁ~??
自分の知ってるダイオードとは随分違う気がしますが…
測ってみると…
ダイオードでした!!
なるほど…
ようやく謎が解けました!!
さて、そのダイオードの活用法ですが…
リーディング側のコイルは外部抵抗付となっています。
この外部抵抗は前回お話ししたコイルの「相互誘導作用」によって電圧を上げるために、二次コイルに比べて一次コイルの巻き数を減らしたいのですが、そうすると抵抗値が減ってしまうので、ソレを補うために外部に抵抗を設けて、帳尻合わせをしています。
この抵抗が無ければ2次コイルにもさらに強い電流が流れるのですが…
ポイントにも強い電流が流れてしまい、ポイントの損傷が早まってしまいます。
ただ、抵抗を付ければ良くなる訳でなく、コイルの一次・二次との相互関係が重要になります。
この後期型のコスモはリーディング側のコイルは外部抵抗付で、トレーリング側は抵抗なしとなっています。
実際にコイルの抵抗を測ってみると
リーディング側
一次:1.8Ω
二次:8.5kΩ
トレーリング側
一次:3.5Ω
二次:11.6kΩ
で、リーディング側に付いている抵抗は2.2Ωとなっていました。
なるほどですね。合計でちょうど4Ωになるようにできてますね。
これをふまえて、トレーリング側も同じように外部抵抗付のコイルにするとさらに良くなりそうですね。
今後それも考える事にします。
さて、話は戻って…
普段は抵抗通りますけど、始動性を向上させるために、始動時だけは抵抗を通らずに電気が流れたら、なんか強力そうですよね??
その為にスターター電源からコイルに持って来よう!
でも、逆流してしまうとスターター回りっぱなしになるから…
逆流しないようにダイオードを使用!
って配線加工です。
同じようにリレーを使う方法もあります。
図に書くとこんな感じ。
という訳で、配線を作ろうと思いますが…
このダイオードの線ってそんなに太く無いですよね。。
そもそもコイルに来るIG電源の線も細いですけど…
正直ここら辺の線はもっと太い方が良いんじゃないかなぁ~。。
まぁ~でも、今時のコイル配線も同じようなサイズの線ですよね。
って言うか…
この配線…電気配線図で見ると…色々グルグル巡ってココにたどり着いてるんですよね。
ココをリレー配線にして直で12V電源が来るようにすると良いかもしれないですね。
後々そのような改造も考えましょうかね。
現状では、なんだか解らないけど付いていたダイオードを使った配線を作りました。
車両の配線と同じような太さの配線を使用しました。
で、配線した後の感想ですが…
うぅ~ん。。
イマイチ違いが解りませんでした。
良くなったような気がするけど…気のせいかなぁ~???
とりあえず、ここら辺を弄ったついでに、久々にポイント調整をしました。
ポイント調整にはドエル角テスターと言うモノを使用します。
リーディング・トレーリング共に58°±3°が基準値です。
リーディング57°
トレーリング59°?60°?
って感じです。
ちなみに、ポイントやプラグなどの消耗品はまだ替えていません。
復活作業を始める前のまんまです。
実際に復活する(車検登録する)前にこのような部品はまとめて新品投入するよていです♪
とりあえず、謎の部品が解って良かった♪
まだまだ細かい所を仕上げていきますよー!!
最後まで読んで頂き有難うございます。