自分はF1大好きなんですけど、F1の凄さってイマイチ知らない方が多いようなんで…
ちょっとF1はこんなに凄いんだぞー!!
ってことを書こうと思います。
そろそろF1開幕も近づいてきましたし♪
今回はF1マシン編です!
まぁ、F1マシンのキモと言えるのはエンジン(現代F1ではパワーユニットと言います)と思う方も多いと思いますが、
いやいや!F1は車体だって凄いんです!!
見た目があんな感じで、我々が目にするクルマとはかけ離れているように見えますが、基本は同じです。
動力源であるパワーユニットの出力でタイヤを回し
ハンドルを切ることで前輪を曲げ
速度を落とすときはブレーキでタイヤの回転を止める
同じです。
ただ…
其れだけに特化しているのです。
快適に過ごせるオーディオやナビも当然ですが必要ありません(厳密にはGPS使ってますが)
ハンドルには操作するスイッチが集中しています。
ドライバーはヘルメットが剥き出しなので、勿論空調なんてありません。
国内のGTレースなどにあるクールスーツのようにドライバーを冷やす装置なんてありません。
なので凄く暑いです。
あ、イヤ…乗ったことないので解りませんが、背中に熱いエンジン背負ってるので絶対に熱いはずです。
本当に走る・止まる・曲がるだけに特化した乗り物なのです。
↑の画像は最近のモノですが、少し前のコクピットなんてほんとシンプル
かの有名なセナが乗っていたマシンですが、シンプルだけどシフトはHパターンの6速だし、現代のF1よりは親近感がありません?
しかし…もう、ここまで来ると乗り物って言葉も怪しく思えますw
人間が操作する地上を最も早く移動できる機械ですね。
動力源のパワーユニットに関してはそのうちに別で書こうと思います。
よく、市販車でも100km/hまで何秒とか200km/hまで何秒とか言いますが…
F1 はモンツァなどの低速シケインからの加速を見る感じだと、多分300km/hまで5秒程度で達するのではないかと思います。
開幕したら予選の映像などで測ってみましょうかね♪
それも凄まじいのですが…
走るからには止まるんですが…この減速する力が凄い!!
なんと2秒そこらで止まっちゃいます!!
昔、1994年に初めて鈴鹿でF1を観戦したですが、その時はヘアピンの先の200Rで観ました。
そこで誰か忘れましたがフリー走行でクラッシュし、その後ろからフェラーリのベルガーが「あぁ~ぶつかる!!」ってぐらいの速度で全開加速してきたのですが…
そこから「ファン!!ファン!!ファン!」とシフトダウンして一瞬で止めて難なく避けて行ったを見たのが衝撃でした!
しかも、確か雨だったかと…
あの減速は本当に凄かった!!
更には、コーナーリングスピードがとんでもないです!!
二輪の最高峰のmotoGPとサーキットで比べてみます。
両方とも走ってるサーキットは…
2020年にムジェロで両方とも走行しています。
最高速は
F1 :308km/h
motoGP :356km/h
え??
今の二輪こんなに速いの??
しかも圧倒的に!!
これは知りませんでした
もう少し接近してると思っていました。
バイクで体剥き出しでこの速度…motoGPは恐ろしいなぁ~。
それでも…タイム差がエグイ
F1 :1'15,144 ルイス ハミルトン(メルセデス)
motoGP :1'45,519 アンドレア ドビツィオーゾ(ドゥカティ)
なんと、30秒ほど差があります!
半周近くです!
最高速は段違いにmotoGPの方が速いのに…
コレは二輪に比べて、コーナーリングスピードが半端無いんですね!!
実際に、サーキットではストレートよりコーナーが多いですからね。
このコーナーリングスピードを実現させているのが、いわゆる「ダウンフォース」なんです。
飛行機の浮力とは逆の原理で、風の力を使って車体を路面に押さえつけていますので、凄まじいグリップ力が得られるわけなんです。
その力は1トン以上なので、計算上F1マシンは逆さまでも走行が可能です。
また、空気抵抗も少ない方が勿論良いですよね?
その為に色んな工夫がされているんです。
この空力は意外と市販車にも応用されていて、ご存じプリウスのデザインにも結構使われているんですよ。
この空力に関しては、F1を取りまとめるFIAと参加チームで毎年色々と「コレは駄目」「それは合法」ってやり取りがあるんですが、これが面白い!
ちょっと前までは「重箱の隅を突く」行為で嫌悪感があったのですが…
詳しく知ると、凄い天才の考えてるデザインなんです!
市販車の社外品ようにウイングを付けてその抵抗で押さえつけるとは少し違い
まぁ、前後にウイングは付いていますが…
F1は羽根に風を当てると言うより、車体事態を一枚の羽根と考えて、車体の上・下・横 其々の風をうまく流す事で全体の空気の流れで車体を押さえつけています。
その為、非常に細かい羽根で清流しています
(コレ自分はあんまり好きでは無いですけどね、シンプルなのがイイ)
なので、フロントウイングも昔と違って、それ自体でダウンフォースを稼ぐと言うよりも…
クルマの最初に風に当たる場所なので、その後方にどう風を流すかが重要になってますね。
そのせいか、昔ほどウイングの立ってなく、その角度もコースであまり差が無いように思います。
その代わり、コースによって形が全く違ったりします。
後方への空気の流れを変える事で色々コントロールしてるのだと思います。
特に、今年からはマシン本体の下部(フロア下)でダウンフォースを得るグランドエフェクトカーになりますので、余計に空力は重要だと思います。
その為、新車発表では其々のコンセプトの違いが出て面白い感じになって来ましたね
特にフェラーリ・レッドブル・メルセデスは其々違う方向性っぽいので面白いシーズンになりそうです♪
今年はエアロに注目です♪
なんか…F1の凄い事書こうと思ってたのですが…
ありきたりの普通の事だった気が…
(マシン編)と題打ってるけど…続編があるかは不明ですw