前回からの伝達系の続きです。
工具&材料が揃いまして…
さぁ~いざ作成!!
と言いたいところですが…
流石にいきなり上手に作れるとは思いませんので…
練習です。
一応、この道具ダブルフレアが作れるそうですが…
なかなか難しいです。
アタッチメントを使って先が膨らんだ状態を作り
それをテーパーのアタッチメントで押し込み作るのですが…
コノ最初の状態が上手に造れてないと綺麗なダブルフレアになりません。
なかなかセンターが合わずズレた形状になってしまいます。
ここら辺が安い工具と高い本格的な工具の違いでしょうね。
あと、材料のパイプが巻かれてるのですが、コレがちゃんと真っすぐにしないとこれまたセンターがズレる原因になっちゃいます。
何度も練習してそれなりの形になるようになりました。
コレはダブルフレアなのですが、3回に一回くらいしかこのように綺麗に作れません。。
下手なダブルフレアよりは綺麗なシングルフレアの方が漏れないそうなので、どうしようか迷います。
シングルフレアなら問題なく綺麗に作れるんですよね。
シングルフレアは脱着の無い恒久的な接続
ダブルは脱着する事がある接続
だそうです。
なので、純正は勿論ダブルフレアになっています。
無難なシングルにするか…
悩みます。
さて、パイプベンダーでパイプの形状を作っていきます。
このパイプベンダーってすごく便利! かなり綺麗に作れます。
ただ…向きや角度を考えると頭がこんがらがります。。
知能が低いですので。。
それでもこれくらいは作れました。
フレア部は失敗して作り直す事を考えて長めに残してあります。(弱気)
そうこうしている間に中国から最後の材料が届きました。
フレアジョイントのオスとメスのセットです。
オスの方を日本製と比べてみます。
上:日本製
下:中国製
やっぱり日本製の方が全然造りが綺麗です
特に中の穴の部分が差が有ります
右の中国製の方はバリがひどいですね。
ま、これは日本製の方を使う予定ですが…後々使い切ったら使うかも?
そんなに必要ないか…
バリさえ綺麗にすれば使用上そんなに問題にならないかも…
ま、今回中国製を購入したのはメス側の方が欲しかったからなのですが。
特に問題はなさそうですが…
バンジョージョイントと繋げてみると
少しネジ山の精度が甘いのか?カッチリ感が弱く、少しガタがありますね。
まぁ、でもこれでパイプをしっかり押え付けてもらえれば大丈夫かな??
さて、いざ本番!!
色々悩んだ結果、ジョイント部はダブルフレアにする事にしました。
で、もし漏れた場合は切り直してシングルフレアにしようかなと…
まぁ、作り直すのもアリですしね。
ここで普通は出来上がったパイプの画像なのでしょうが…
またしても画像撮り忘れた。。
さて、もう一つの問題
レリーズシリンダーの取り付け部の隙間ですが、丁度合うようなサイズのパイプを切って、カラーを作りました
これ、フレアパイプ制作用の工具セットに入っていたパイプカッターで切りましたが…
コレ良い!!
結構使えます!!
パイプベンダーといい…
安くても使えるモノは多いですね。
侮れません!!
で、コレをカラーとして隙間に詰めて
まだ多少隙間はありますが、まぁこれくらいならM10のボルトと同じくらいの太さなので問題ないでしょう♪
これらの出来上がった部品を組み立てて…
やっぱりアルマイト仕上げのパーツってそそる!!
バンジョーボルトもワイヤーロック対応なので、完成したらしっかりロックして仕上げたいですね。
レリーズシリンダー側も
イイ感じですね♪
もうちょっとメッシュホースが短い方が納まりが良かったかもしれませんが…
まぁどこにも干渉しないし、良いかな。
このレリーズシリンダーのプッシュロッドは全く形状が違うので、元々のモノを使っています。
作動状況を携帯を置いて動画撮って確認したりしましたが、良好です。
ペダルとの連結部分も、前まで仮着けでしたが、クリップでしっかり固定
レリーズシリンダーの径がオリジナルより大きくなったので、クラッチは軽くなりましたね。
元々は32GTRと同じ位の重さがあったのですけど、このレリーズにしたら普通の乗用車と変わらないくらい軽くなりました。
これで運転の負担も低減されそうですね♪
あとは素人が作ったフレアジョイントがちゃんと漏れないか…
心配なので、ジョイント部にマスキングテープを巻いときます。
これでしばらく様子を見ながら、数日後…
このマスキングテープが湿っていたらNGです。
ちなみに、マスターシリンダーが白くなってるのはブレーキフルードが付着しちゃって保護に塗っていたエンジンコートが変色したせいです。
拭き取れば綺麗になりましたが…
ブレーキフルードの取り扱いは注意です!!
塗装に対する攻撃性は強いですからね!
以前このマスターの取り付け部の錆取り&保護&塗装をネタにしましたが…
ここが塗装剥げてサビた原因もブレーキフルードの漏れですからね。
ホースに繋がる所もマスキングで確認!
無事漏れが発生しないといいけどなぁ~。
ってか、このボディ側の錆が気になる…
クラッチのレリーズフォークも…
これで一応伝達系は完成(?)
クルマの基本性能「走る」「止まる」「曲がる」の中の「走る」が完成ってトコですかね?
無事漏れが無ければの話ですけどね。
漏れの様子を見ながらこの先の「止まる」の作業に移行します♪
これがまた大変そうなんだよなぁ~。。